
オンラインカジノを使うと銀行口座が凍結されるのしょうか?本記事ではオンラインカジノにおける銀行口座の凍結事例や対処法など詳しく解説します。
目次
オンラインカジノを使うと銀行口座が凍結される可能性がある
オンラインカジノの利用を通じて銀行口座が凍結される際に考えられる理由をいくつか解説します。
銀行口座を不正利用したと見なされた場合
銀行側がオンラインカジノでの入出金を不正な口座利用とみなした場合は、口座凍結を食らいます。
オンラインカジノへの送金は、金融庁が定める「疑わしい取引」のうち、第6 外国との取引に着目した事例に該当すると見なされる可能性があるためです。
銀行側が不正な取引と判断した場合は金融庁や警察庁に届け出をした上で、銀行側の裁量で口座を凍結できるというルールがあります。
異常な頻度でオンラインカジノに入出金した場合
1日や数日間のうちに、かなりの頻度でオンラインカジノの入金や出金を行った場合も、口座凍結を食らう可能性があります。
上述したケースと同じで、「口座の不正利用」と見なされるためです。
金融庁の定める「疑わしい取引」にも、第1 現金の使用形態に着目した事例(2)に頻繁な入出金についての言及が見られます。
特にこれまで1か月に数回しか動きがなかった口座で、いきなり何度も入出金を行った場合は、不正利用と見なされて口座凍結処分を受ける可能性も高まるでしょう。
高額をオンラインカジノに入出金した場合
オンラインカジノで超高額の入出金を行った場合も、口座が凍結される可能性があります。
高額入出金を行うことよりは、いきなりこれまでには例がなかったような金額での入出金を行うというケースが問題です。金融庁の定める「疑わしい取引」においては、第3 口座の利用形態に着目した事例に言及が見られます。
したがってオンラインカジノで高額決済をしたいと考えている場合でも、一旦はダミーで数万円~100万円程度の範囲内でいくつか取引実績を作っておくのがおすすめです。
日ごろからある程度動きのある口座であれば、いきなり高額の入出金があっても口座凍結を食らうリスクは小さくなります。
闇金を利用してオンラインカジノに銀行振込した場合
正規の金融業者ではない貸金業者(闇金)を利用してオンラインカジノに入金した場合も、口座凍結の危険性があります。
この場合重視されるのは「オンラインカジノに入金した」ということではなく、「闇金を利用した」というポイントです。
というのも闇金そのものが違法であり、警察側も闇金業者の口座を「犯罪利用預金口座」としてマークしているためです。
そして犯罪利用預金口座との間で取引があった口座は、それ以上の被害拡大を防ぐために警察からの忠告を受けて、一時的に口座凍結を食らう可能性があります。
警察からの連絡などにより、不正に譲渡・使用された疑いのある銀行口座だと発覚した場合です。取引できる状態にしておくと、更なる犯罪が起こる可能性があるため、口座凍結されることがあります。
仮に口座凍結を食らわないとしても、闇金そのものはデメリットしかありません。
オンラインカジノに入金するか否かに関わらず、闇金は絶対に利用しないようにしてください。
銀行口座が凍結された事例
実際にオンラインカジノの利用を通じて銀行口座を凍結されたという事例をいくつか紹介します。
新生銀行ユーザーの口座凍結
新生銀行からたびたびのオンラインカジノへの入金で口座凍結されました。
同じように凍結された方いますか?
引用元:Yahoo知恵袋
Yahoo知恵袋では上記の通り、新生銀行のユーザーが何度もオンラインカジノに入金したことで口座凍結を食らったという事例が見られます。
しかし具体的にどのくらいの頻度で、どのくらいの金額を入金して凍結されたのかは、特に情報が見られませんでした。
ジャパンネット銀行ユーザーの口座凍結
ジャパンネット銀行の口座が凍結されてしまいました。
思い当たる節はあります。
自分は配信者をしていて配信で口座を晒して寄付を募ったり、法的にグレーなオンカジをしていました。
ジャパンネット銀行のデビットカードでオンカジにトータルで1000万円以上入金しています。
引用元:Yahoo知恵袋
同じくYahoo知恵袋では、ジャパンネット銀行の口座凍結を食らったという事例も見られました。
ジャパンネット銀行は現在のPayPay銀行ですね。
上記ユーザーが口座凍結を食らった理由としては、以下の2点が言及されています。
- オンカジ配信をしながら自分の口座情報を公開して寄付を募った
- 銀行口座と紐づくデビットカードから超高額(トータル1000万円以上)入金をした
もちろん超高額入金をした点もありますが、それ以上に寄付を募るために口座情報を公開したという点が問題でしょう。
違法性のあるオンラインカジノ配信者が口座情報を公開したことで、警察に目をつけられて「犯罪利用預金口座」として見なされた可能性が十分に考えられます。
Twitterで見られる銀行口座の凍結事例
Twitterにて「オンカジ 銀行 凍結」というキーワードで調べてみたところ、以下の通り多くの口座凍結事例が見られました。
凍結された銀行 | 凍結時期 |
みんなの銀行 | 2022年9月 |
楽天銀行 | 2022年8月 |
みんなの銀行 | 2022年12月 |
みんなの銀行 | 2022年6月 |
PayPay銀行 | 2022年2月 |
口コミを見る限りは、みんなの銀行や楽天銀行で口座凍結の可能性が高いと考えられます。
楽天銀行についてはベガウォレットからの出金ができないことも含めて、オンラインカジノでの利用はかなり厳しく制限されているのでしょう。
銀行口座が凍結したときの対処法
万が一銀行口座を凍結された場合には、当然口座が利用できなくなります。
生活費やクレジットカードの引き落としなどに使っている口座が凍結された場合は、生活に大きな支障をきたすことにもなりかねません。
仮に銀行口座を凍結されてしまった場合にとるべき対処法について、詳しく解説します。
銀行に問い合わせる
銀行口座が凍結された時に最優先ですべきことは銀行への問い合わせです。
なぜ口座凍結を食らったのか、理由が分からないことには対処のしようもないので、口座凍結が分かった時点ですぐに銀行に問い合わせましょう。
しかし口コミを見る限り、銀行側は口座凍結理由を公開してくれないことも多いようです。
銀行に電話で問い合わせても理由を教えてもらえません。
凍結された理由と解除方法がわかる人がいたら教えてください。
仮に銀行側が答えてくれないならば、金融庁の定める疑わしい取引と見なされ、既に警察や金融庁に届け出が出された可能性が高いと判断できます。
法テラスや弁護士に相談する
オンラインカジノの利用で銀行口座を凍結されてしまってどうしようもない場合は、専門の弁護士に相談するのもおすすめです。
金融系に強い弁護士ならば、これまでも同様にトラブルを解決してきた実績があるはずなので、口座の凍結解除をしてもらえる期待があります。
何も理由が分からず、にっちもさっちもいかない場合には、弁護士への相談も検討してみてください。しかし実際に弁護士を利用する場合は、着手金や成功報酬などの費用を支払う必要もあります。